みなさん、こんにちは。
昨日、おかげさまで無事にオンライン施食会を円成(えんじょう、開催)することができました。
初めての試みで不安ばかりでしたが、なんとか配信まで漕ぎ着けることができました。
これもひとえにみなさんのおかげあってのことです。
ありがとうございました。
お申し込みいただいたお塔婆はお墓にお建ていたしましたので、ご都合のよい時にお寺へお参りいただければ幸いです。
今回はオンライン施食会の経緯と裏側を少しお話ししたいと思います。
すでに以前の記事でお伝えしたように、今回は新型コロナウイルス感染予防のため参列をご遠慮いただく内献法要を決定しましたが、実は他の東京のお寺でも同じような状況となっていました。
ご参列いただけないことは残念ではありますが当寺でも致し方ないと思っていた矢先、同じ曹洞宗で早稲田の大龍寺様からYouTube上でオンライン施食会法要を配信するというお話を伺いました。
今回の配信に際しましては、大龍寺様には多大なご指導いただきました。
ここに改めて感謝申し上げます。
さて、当日はビデオカメラを三脚に載せて撮影をしました。
このビデオカメラをネットがつながったパソコンとつなぎ合わせて、パソコンのソフトを使用しながらライブ配信をしました。
当日はとても暑かったこともあり、パソコンが熱に耐えてくれるかが一番の心配でしたが、なんとか乗り切ってくれました。
昔であればプロの業者でないとできなかったライブ配信も、今では調べれば素人の私でも設定できるような時代となりました。
新型コロナウイルスというものが良くも悪くも時代を変えてゆくのだなとしみじみ感じています。
なお、今回配信した法要様子はしばらくそのままYouTube上に残しておきますが、後日改めてより見やすい形に一度編集し直して再度配信したいと考えております。
また施食会の映像以外にも、ゆくゆくは様々な映像(お寺の日常や坐禅、法話など)の配信を企画しております。
どうぞお楽しみに!
最後に今回の施食会開催を通じて、私自身が改めて身に染みた、お釈迦様の言葉を紹介したいと思います。
「過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨てられ、未来はいまだ来ていない。
ただ、いまおこっている事象をその時その時に観察し、
ゆらぐことなく、動ずることなく、よく見つめて、それを修すべきである。
今日なすべきことのみを熱心になせ。
死は明日にも来るかもしれないのに、誰もこれを知るものはいない」
『中部経典』より
先行きが見えない今だからこそ、今できることをやる。
そのことの大切さを改めて感じています。
#オンライン施食会#新型コロナウイルス #時代の変化#一夜賢者の偈
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