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お釈迦さまの足跡を辿って(2)

  • 執筆者の写真: 田中寺 龍谷山
    田中寺 龍谷山
  • 4月13日
  • 読了時間: 3分

10時間のフライトを終えて、ニューデリーのインディラガンディー空港に到着した一行。

入国審査の際は顔写真と指紋も取られ、空港内には武装した兵士が警戒するなどとても厳重でしたが、無事入国が叶いました。


空港の外に出ると、そこはもうインドです。

10度以下の東京から一気に30度近く上がり、人の熱気と車のクラクションの音の大きさに圧倒されます。

移動するバスを待っている間、野良犬の姿が目立ち始めました。

日本ではもういないであろう野良犬。

人が恋しいのか、近くにきてじっとしてるかと思えば、他の犬と遠吠えするなど賑やかにしています。

とてもおとなしく可愛らしいのですが、狂犬病の恐れがあるため決して触ってはいけません。

それを知ってかほとんどのインドの方々は犬の存在を無視しています。

日本の道端で見かける鳩のような存在であるインドの犬。

自由きままに生きています。


バスが到着し、一路ホテルへ向かうことに。

空港周りはさすがに道路が整備されていて、日本と遜色ないような印象でした。

車内道中でガイドさんから聞いた話ですが、その日はインド人にとって大切な日でした。

それはインドの国技であるクリケットのワールドカップの試合があったからです。

しかも、インドの相手は宿敵パキスタン。

民族・宗教をめぐって対立している国同士のため、クリケットは決して負けられません。

まだ予選の一試合なのですが決勝のような雰囲気で、この日ばかりは皆テレビにかじりついているとのことでした。


試合結果はインドの勝利。

ホテルに着いてテレビをつけてみると、夜のニュースはほぼ全てクリケットの速報でした。花火をあげ、まさにお祭りのように喜ぶインドの人々が映る一方、テレビを叩き壊すパキスタン人の映像も流れており、天国と地獄のようでした。


一夜明け、インドの初めての朝を迎えます。

大気汚染がひどいデリー
大気汚染がひどいデリー

初日は移動して一路ラージギル(王舎城)へ向かうため、国内線に乗り換えます。

かの有名な『法華経』を説いたとされる霊鷲山があり、釈尊が教団の拠点とした竹林精舎もある有名な場所です。

12年前に訪れたときはかなり凹凸が激しい道だったものが、かなり舗装されています。

また以前以上にバイクよりも車が増えたような印象で、デリー中央に向かえば向かうほど多くの車ですし詰め状態でした。

インドの車はもちろんですが、日本車も多く走っています。

特にスズキはシェアを半分以上占めているそうなので、スズキ車ばかり目立ちました。


ノーヘルは当たり前
ノーヘルは当たり前

途中、通りかかったインド門
途中、通りかかったインド門

デリー空港から国内線に乗り、パトナ空港へ。

昼食の機内食では念願のベジタブルをいただくことができましたが、食べている途中からお腹が痛くなるほど辛いカレー。

しかし、不思議と食べられてしまいます。


パトナに到着して再びバスでラージギルへ。

道中はずっと車窓を眺めながら、インドの風景を眺めます。

民族衣装のサリーを着ながら農作業をするお母さん、空き地でクリケットをしている子どもたち、チャイを飲みながら井戸端会議をしている若い人たち、皆思い思いに過ごしています。



こどもが本当に多い国
こどもが本当に多い国

夜になってようやくホテルに到着すると、晩御飯。

そしてやっぱり辛い。

みなものすごい汗をかきながら、しかし本当に美味しい。


あとあと聞くと、どうやらガイドさんが怒るレベルの辛さらしく、次の日から辛さ控えめになりました。

(つづく)

 
 
 

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