こんにちは。すっかりご無沙汰してしまいました。
本来であれば前回の続きを書こうと思っていたのですが、なかなか文章が思いつかず、書けずじまいでおりました。
普段外で歩いたりすると文章が思いつくのですが、この暑さで中々出歩くことも叶わず、恥ずかしながらすっかりスランプになってしまったようです。
みなさんもとても暑い日が続いていますが、いかがおすごしでしょうか?
今日はお盆の思い出を話したいと思います。
以前お話ししたように東京のお盆は7月なので、8月は特にお寺での行事はないのですが、
その代わり8月お盆がある地方でのお手伝いをすることがあります。
各家庭でのご仏壇でお経をあげる棚経(たなぎょう)や施食会法要など、まさに僧侶にとっては汗水流す大変な時期でもあります。
私も例年であれば地方にお手伝いする予定があったのですが、今年はコロナの影響もあって中止となりました。
さて、生まれも育ちも東京の私にとって、8月のお盆は懐かしい思い出がたくさんあります。住職の実家が栃木のお寺で、毎年この時期になると帰省をして、虫網を持って駆け回って大好きなカブトムシを捕まえたり、境内の外にある大きな釜で枝豆を湯がくのを見ていたり、花火をしたりして過ごしました。
※昔「ぼくのなつやすみ」というテレビゲームが人気でしたが、まさにあの雰囲気です。
特にお気に入りの場所が「やな」と呼ばれる場所です。
「やな」は川の真ん中に木や石などを組んで流れをせき止めることで、魚たちの動きを誘導して捕まえることができる漁具の一つです。
私がよく行っていた「やな」は主に鮎を捕まえていて、取れたての魚を近くの食事処で塩焼きにして食べることができます。
なによりも魅力的なのが、川の真ん中に立って見ることができる景色の壮観さです。
川の流れが激しい中でも蝉の声が聞こえるやなは、自然の恵みをいっぱいに感じることができる場所となっています。
是非コロナが落ち着いた折には、みなさんも訪れてみてください。
今日で戦後75年を迎えました。
戦争が遠くなったと思うと同時に、どうか戦争が近づいていないでほしいと願う今日この頃。
つくづく思うことは、平和になったからこそ、このような思い出話ができ、そして次の世代に引き継ぐことができることです。
当たり前が当たり前でないことを忘れたくないものですね。
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